内容説明
綿密な見積もりを提出したのに、いつも予算はオーバー。絶対間に合わないのに、間に合うと思い込んでしまう。根拠はないけど、いつかはもうかると信じてる―。これらは脳の楽観性バイアスで起こっている!?
目次
どちらが上?人間の脳が起こす錯覚
動物は今のことしか考えられないのか?未来を見越す行動の進化
楽観性は自己成就的予言なのか?心が予想を現実に変容させるプロセス
バラク・オバマとシャーリー・テンプルの共通点は?個人的楽観が社会的失望と出会うとき
自分を幸せにしてくれるものを予測できるか?幸せになるための意外な要素
クロッカスが雪のなかから顔を出す?物事がうまくいかないとき―うつと解釈と遺伝子
なぜ日曜日より金曜日のほうがいいのか?予想の価値と恐怖のコスト
なぜ選んだあとになって良く見えてくるのか?期待から選択へと、その逆の思考の流れ
9・11の記憶は自分が思っているほど正確か?感情が過去を変える
ガンを克服するほうがツール・ド・フランスで優勝するよりもいいのはなぜか?脳は鉛を黄金に変える
落款性の暗黒面?第二次世界大戦から信用危機まで―リスクを見くびるのは赤ワインの飲みすぎと同じ
著者等紹介
シャーロット,ターリ[シャーロット,ターリ] [Sharot,Tali]
ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジのウェルカム・トラスト・センターの研究員。ニューヨーク大学で心理学と神経科学の博士号を修得。『タイム』『ニューサイエンティスト』『ニューヨーク・タイムズ』などで楽観性、記憶、感情の研究に基づいた記事を書いている
斉藤隆央[サイトウタカオ]
1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。化学メーカー勤務を経て、現在は翻訳業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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